協働事例
NPOと企業や行政などの協働事例を掲載しています
発達障害当事者と共に生きる
現状と地域課題
「発達障害」について周知がまだまだ進んでいません。そのため、発達障害当事者の中には発達障害特性から学校生活・社会生活に支障をきたす方々がたくさんいます。
発達障害当事者自身の特性の受容及び発達障害家族の理解は欠くこともできません。
そのため、それぞれの抱える問題や悩みを気軽に相談できる居場所が大切となり、発達障害当事者が社会の一員として生きられる社会の体制を進めることが重要です。
地域課題解決の取組・成果
発達障害特性は人それぞれで、一人ひとりが違った不安や悩みを抱えています。当法人では「おしゃべり勉強会」を定期的に開催し、各自の問題を参加者同士で共有し、解決方法を見出しています。また、当事者が自分の特性を受入れ、生きる力を身に着けていきます。自分を知る・他者を知るセミナーや自らの声を発信する講演会などを開催しています。
共に考え、共に学ぶ機会を重ねていくことにより、不安要素となる特性と向き合い、それぞれの可能性を引き出します。また、支え合う仲間を育み、社会の一員としてより良く生きることができることを目指しています。
当事者の「こんなのあったらいいな」と「発達障害のくらし工夫編・思い編」を発行しました。
そして、就労問題では「特性を活かした働き方マニュアル」・「自分解説書」の製作、さらに、当事者講師の誕生や当事者会の成立に繋がっています。
協働による効果
冊子等は、講演会やセミナー・街頭キャンペーンの他、行政に協力いただき保健所などの地域の公共機関に設置してもらうことで配布の効率を大幅に上げ、県民周知に繋がりました。
また、行政に対して協力を仰ぐだけではなく、県の施策からこぼれ落ちてしまう人たちの状況についての情報提供をしています。当事者の問題を情報共有し連携を強化することで必要なところへ支援を届けることに繋がっています。
(取材日R2.12)
(取材日R2.12)
協働相手の情報
- 住所
- 大分市大手町3丁目1番1号
- 協働相手名
- 大分県 障害福祉課
- コメント
- 発達障害者支援法の施行から15年間、早期発見、早期支援や普及啓発に取り組んできており、今後更に一人ひとりの状況に応じた切れ目ない一貫した支援や家族に寄り添った支援の充実が求められているところです。江藤代表理事から情報提供いただいた課題を情報共有するとともに、連携した支援の強化等を各地域で実践できるよう、取組を進めてまいります。
(写真:発達障がいに関するパンフレット子ども編、成人編)
団体情報
- 団体名
- 特定非営利活動法人 共に生きる
- 活動場所
- 大分県
- 所在地
- 大分県 大分市 明野西1丁目5番2号
- 情報開示レベル
- おんぽ活用レベル