NPO活動

　　　ビーチの不安定な砂の上を走ることでバランス感覚 が鍛えられる

１.ランナーが足を踏み出すたびに砂が動く。これが、バランスと運動協調性を試すことになる。効率的に前進するために、プレイヤーは足を踏み出すその瞬間まで、足首や脚、尻の角度などあらゆる部分を細かく調整する。ランニングは片足で全体重を支える動きを高速で繰り返す運動なので、バランス感覚が向上すればそれだけプレイヤーの技術質も向上する。足首や臀部の安定性を担う筋肉が鍛えられれば、怪我にも強くなる。 

2. 固有受容感覚を呼び覚ます 一定ではない路面でのランニングは、空間認識能力を刺激する。一歩ごとに足を正 確な位置に運ぶスキルが鍛えられるのだ。 最初は難しく感じるかもしれないが、練習を重ねていけば路面変化を効率的に予測 する能力が鍛えられるので、一歩毎に地形と着地に適応できるようになる。つまずいたり、転倒したり、足首をひねったりする回数が次第に少なくなるはずだ。 

3. 砂は全身にチャレンジを加える 砂はプレイヤーのストライドが生み出すパワーを吸収してしまうので、より多くの体力をランニングに費やさなければならなくなる。アスファルトなどの固い路面では、脚がゴムのような役割を果たし、着地時の衝撃を吸収してバネのように体を前へ運んでくれる。しかし、砂の上ではこのようなバネのような推進力は全て吸収されてしまう。普段どれほど自由に足を運べているのかに驚くはずだ。砂の上で一定のペースを維持するには、普段よりも身体を激しく動かさなければならない。ビーチランニングは全身に素晴らしいチャレンジを提供してくれるのだ。 

 4. 脚力強化に効果的、柔らかい砂は効率的な足運びを促す 砂は柔らかいため、着地から伝わる衝撃は小さい。固い路面で着地すれば足に全荷重がかかるが、砂はこの荷重を打ち消してくれる。つまり、関節や骨にかかる負荷が小さくなるのだ。このような低負荷のビーチバレー セッションは普段のトレーニングに取り入れるのに最適なメニューだ。 

 5. 脳に良い刺激をもたらす 裸足で砂地を走ればさらにチャレンジングな刺激を得られる トレーニングセッションで数種類の異なる刺激を身体に与えれば、脳の注意力を喚起できる。身体はこれをチャレンジと捉え、より強く、より正しく適応しようとする。 砂を含む複数の路面でランニングや、ビーチバレーを重ねれば、対応力に優れたプレイヤーになれるはずだ。