NPO活動

NPO団体や企業、県民の方などが協働した活動情報を掲載しています。

福祉ボランティア専門研修報告

活動報告 実施団体:@はーもにあかふぇ

無事、福祉ボランティア専門研修~セルフヘルプとセルフケア~全8回終了しましたのでここにご報告いたします。




研修効果と課題

 団体名【 @はーもにあかふぇ         】

           研修名【 セルフヘルプとセルフケア~社会資源活用と心身健康維持のための実践研修~ 】


研修をしたことで、どのような効果がありましたか。

研修の結果、参加者には以下のような効果が見られました。

・自己理解の深化
自身の発達障害について、より深く理解することができました。発達障害が日常生活や人間関係に与える影響について、具体的な事例を通して学ぶことで、自己受容を促進し、自己肯定感を高めることができました。これまで曖昧だった自身の特性や行動パターンが、発達障害という視点から明確になり、自己理解が深まったことで、自己受容を促進し、自己肯定感を高めることができました。
・ストレスマネジメント能力の向上
ストレスの原因を特定し、効果的な対処法を習得することができました。ストレス反応のメカニズムを理解し、具体的なリラクゼーション技法や問題解決スキルを学ぶことで、ストレスを軽減し、安定した心理状態を保てるようになりました。研修では、ストレスの基礎知識や、ストレスが心身に与える影響について学びました。また、ストレスの原因を特定するための演習や、ストレス対処法を学ぶためのグループワークなどを行いました。
・自己ケア能力の強化
心身の健康を維持するための具体的な方法を学ぶことができました。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠の重要性を再認識し、日常生活に取り入れるための具体的な計画を立てることができました。研修では、健康的な食生活や、適度な運動習慣、質の高い睡眠など、心身の健康を維持するための具体的な方法について学びました。また、自分自身の生活習慣を振り返り、改善点を見つけるためのワークショップなどを行いました。
・社会的支援の活用
周囲の人々からのサポートを得る方法を学ぶことができました。支援を求めることへの抵抗感を減らし、必要な時に適切な支援を受けられるようになりました。研修では、利用できる社会資源や、支援を求める際の注意点などについて学びました。また、ロールプレイングを通して、実際に支援を求める練習などを行いました。
・自助グループへの参加促進
同じ悩みを持つ仲間と交流する機会を得て、孤立感を解消し、支え合うことの重要性を認識しました。自助グループでの活動を通じて、互いの経験や知識を共有し、共に成長できることを実感しました。研修では、自助グループの活動内容や、参加するメリットなどについて学びました。また、実際に自助グループに参加している人を招いて、体験談を聞くなどしました。

これらの効果を通して、参加者は自身の発達障害と向き合い、より良い生活を送るための力を身につけることができました。



この研修を通じて、今後どのような活動に活かしていきたいと考えていますか。

本研修で得た知識やスキルを最大限に活かし、今後、以下の活動に積極的に取り組むことで、発達障害のある方々がより良く生きられる社会の実現に貢献したいと考えています。

1. 研修内容の継続的な充実

参加者のニーズを的確に捉え、より効果的な研修プログラムを開発・提供していくことが重要な課題です。そのため、研修内容を定期的に見直し、改善を図ります。具体的には、以下の点に重点を置きます。

  • 最新情報の導入: 発達障害に関する最新の研究成果や、支援方法に関する最新情報を積極的に取り入れ、研修内容に反映させます。

  • 実践的なスキル習得: 座学だけでなく、ロールプレイやグループワークなど、実践的なスキルを習得できるプログラムを充実させます。

  • 個別ニーズへの対応: 参加者一人ひとりのニーズに合わせた研修内容を提供できるよう、個別相談やカウンセリングの機会を設けます。

2. 広報活動の強化と参加者増加

研修の認知度を高め、より多くの県民に情報を提供するために、広報活動を強化します。具体的には、以下の取り組みを行います。

  • ウェブサイト・SNSの活用: 研修情報をウェブサイトやSNSで積極的に発信し、より多くの人々に情報を届けます。

  • チラシ・ポスターの作成: 研修内容や日程を分かりやすくまとめたチラシやポスターを作成し、関係機関に配布します。

  • 関係機関との連携: 県内の医療機関や福祉施設、教育機関など、関係機関との連携を強化し、研修への参加を呼びかけます。

3. 地域社会との連携強化

地域社会全体で発達障害を理解し、支え合う体制を構築するために、地域との連携を強化します。具体的には、以下の活動を行います。

  • 啓発活動: 地域住民向けの講演会やワークショップを開催し、発達障害に関する正しい知識を広めます。

  • 関係機関との連携: 地域内の医療機関や福祉施設、教育機関など、関係機関との連携を強化し、情報交換や協力体制を構築します。

  • 当事者支援: 発達障害のある方々やその家族に対する相談支援や、ピアサポート活動を支援します。

4. 継続的な学習機会の提供とサポート体制の構築

研修参加者への継続的な学習機会を提供し、研修後も学びを継続できるようサポート体制を構築します。具体的には、以下の取り組みを行います。

  • フォローアップ研修: 研修内容の定着や、新たな知識・スキルの習得を目的としたフォローアップ研修を実施します。

  • 交流会: 研修参加者同士の交流を深めるための交流会を開催し、情報交換や支え合いの場を提供します。

  • 相談支援: 研修参加者からの相談に応じ、必要な情報提供やアドバイスを行います。

5. 県内受講者数・参加者数の更なる増加

県内における発達障害に関する理解を深め、支援体制を充実させるためには、より多くの県民に研修に参加していただく必要があります。そのため、上記の活動に加え、以下の取り組みを行います。

  • 研修内容の魅力向上: 研修内容をさらに充実させ、参加者の満足度を高めます。

  • 参加しやすい環境整備: 研修日程や会場、参加費など、参加しやすい環境を整備します。

  • 広報活動の強化: 広報活動をさらに強化し、より多くの県民に研修情報を届けます。

これらの活動を通じて、発達障害のある人々がより良く生きられる社会の実現に貢献していく所存です。

研修を終えて、課題など見えてきたことはありますか。

 本研修を終え、参加者の皆様の熱意と真摯な姿勢に深く感銘を受けました。同時に、今後の研修運営に向けて、いくつかの重要な課題が浮き彫りになりました。

1. 知識の定着と継続的な学習支援

研修で得た知識を日常生活や仕事に活かし、確実に定着させるためには、研修後のフォローアップが不可欠です。今後は、定期的な振り返り会や、実践事例の共有会などを開催し、参加者同士が学びを継続できるような仕組みを構築する必要があります。また、オンライン学習プラットフォームを活用し、研修資料や関連情報の提供、質疑応答の場を設けることも有効と考えられます。

2. スキルアップのための多様な学習機会の提供

ストレスマネジメントや自己ケアなどのスキルは、継続的な実践と研鑽によってこそ身につくものです。今後は、より専門的な研修やワークショップ、個別指導などを提供し、参加者のスキルアップを支援していく必要があります。また、スキル習得に役立つ書籍やウェブサイト、アプリなどの情報を提供することも重要です。

3. 地域社会との連携強化と支援体制の充実

発達障害のある方々への支援は、地域社会全体で取り組むべき課題です。今後は、地域住民への啓発活動や、関係機関との連携強化などを通じて、地域全体で発達障害を理解し、支え合う体制を構築する必要があります。具体的には、地域住民向けの講演会やワークショップの開催、医療機関や福祉施設との連携強化、当事者や家族向けの相談窓口の設置などが考えられます。

4. 研修効果の客観的な測定と改善

研修の効果を客観的に測定し、今後の研修内容や運営に活かすことは、研修の質を高める上で非常に重要です。今後は、アンケート調査や参加者へのインタビューなどを実施し、研修効果を検証する必要があります。また、研修内容や運営方法に関する改善点を洗い出し、次回の研修に反映させるPDCAサイクルを確立することが重要です。

5. 研修ニーズの多様化と柔軟な対応

発達障害に関するニーズは、個人や地域によって異なります。今後は、参加者の多様なニーズに対応できるよう、研修内容や開催形式のバリエーションを増やす必要があります。具体的には、特定のテーマに特化した専門研修や、オンライン研修、地方開催など、より柔軟な研修プログラムを開発していく必要があります。

これらの課題を克服し、より質の高い研修を提供できるよう、今後も積極的に自己研鑽を続け、関係機関との連携を強化していく所存です。


担当・お問い合わせ先

発達障害の自助グループ@はーもにあかふぇ(担当:山中)
住 所 〒8740933 大分県 別府市
電 話 050-3692-3988
E-mail harmoniacafe2019@gmail.com

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