協働事例

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鶴見半島をエコツーリズムで元気に

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現状と地域課題

 鶴見半島は、市町村の広域合併により、生活基盤や交通インフラ整備の遅れなど行政サービスの低下が問題となっています。また、雇用の減少、少子高齢化による過疎化とともに自然環境の荒廃が進行しています。
 これらの問題を緩和し、自然と共生した持続可能な地域を次世代に伝承するためには、地域コミュニティの再構築と、環境保全や啓発活動をバランスよく行う必要があります。

地域課題解決の取組・成果

 鶴見半島で、地域の自然資源を活かした観光振興と環境保全の両立を目的として、「エコツーリズム」事業を行っています。具体的には、運営する自然体験宿泊施設「はざこネイチャーセンター」を拠点とした広域周遊エコツアーを企画しています。
 令和元年5月、佐伯市教育委員会と協働で1泊2日のエコツアーを開催しました。宇目緑豊小学校5・6年生と保護者、引率者を含めて25名程度の参加があり、海の遊び体験、施設の展示ミュージアムでの学習会、鶴御崎の史跡や資料館の見学などを行いました。令和2年3月には、前日に開催された九州ウミガメ連絡会と連動してモニターツアーを行い29名が参加しました。
 また、地域住民を主体としたツアーガイドの育成研修会を開催し、現在、地域の歴史や文化・風習に詳しい5名がガイドとして継続的に活動しています。地域にまつわる様々なことを次世代に継承する機会になっています。
 さらに、地域の環境をもう一度見直し、約20年使われていなかった市の施設を整備し、「鶴御崎自然公園ネイチャーキャンプ・フィールド」として運用を開始しました。ドッグランの設置や荒れた森の整備、点在する各スポット間の周遊を促すための案内看板を設置するなど、既存の地域観光スポットを活かしながら事業をすすめています。
 令和2年度からはAPUと協働で「新しい観光のあり方」を考察しています。ゼミの一環として、8月にウミガメと泳ぐなどのモニターツアー、10月は漁業体験と施設の宿泊体験、その後はオンラインでワークショップなどを開催しています。学生による発表の内容は貴重な意見が多く、これからのツアーメニューに活かされることを期待しています。

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協働による効果

 佐伯市鶴見振興局とはツアーの組み立てや情報発信をはじめとした意見交換を行っています。行政区分が広域に渡る佐伯市の中で、行き届きづらい声や情報、互いに把握している地域の課題をうまく共有しながら、行政とNPOそれぞれの得意分野を活かして解決に努めています。
 また、佐伯市と連携して新たな施設「ウミガメリハビリテーションセンターCARAPACE」を、環境省の「野生動物観光推進補助事業」の採択を受け令和2年7月にオープンしました。絶滅危惧種のアカウミガメの保護活動を通して、調査・保全の体験プログラムや野生動植物の観察をするツアーなどを実施しており、今後はエコツーリズムの中核として地域活性化に貢献することが期待されます。
(取材日 R3.1)

協働相手の情報

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住所
大分県佐伯市鶴見大字地松浦2008番地6
協働相手名
佐伯市 鶴見振興局 坂本 光裕氏
コメント
私達や地元住民では気付かない、観光、環境の視点や新たな地域活用について気付かせてくれる貴重な存在です。地域との橋渡し役として、協働を進めていきたいと思います。
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団体情報

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団体名
特定非営利活動法人 おおいた環境保全フォーラム
活動場所
大分県
所在地
大分県 大分市 西新地2丁目6番50号 ライオンズマンション大洲304
情報開示レベル
おんぽ活用レベル
なし
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