協働事例
NPOと企業や行政などの協働事例を掲載しています
企業の資源を活かした新しい地域貢献の形
現状と地域課題
「商船三井さんふらわあ」は日本初のLNG(液化天然ガス)燃料フェリーを就航させるに際して、ユニバーサルデザインの考えを取り入れた新たな別府国際観光のフェリーターミナルの施設整備プロジェクトを始動させました。
地域課題解決の取組・成果
さんふらわあターミナル(別府)新設にあたり、「公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団」、「NPO法人自立支援センターおおいた」、「株式会社ジーエータップ」、「大分県」、「別府市」、「株式会社商船三井さんふらわあ」が連携し、「肢体、視覚、聴覚、精神、知的、内部」障がいがある当事者の声を直接ヒアリングしながら課題と改善策について協議を重ねました。
完成した新ターミナルには、駐車場(あったかハート・車椅子専用)、トイレ(多目的・バリアフリー・ジェンダーレス・補助犬)、カームダウン・クールダウン室、医療的ケア用充電室、エレベーター(ストレッチャー可)、祈祷室、触知案内図、音声ガイド、点字ブロック、車いす対応低カウンターなどが整備されまた。完成後、新ターミナルを活用した講習会等を通じて、バリアフリーやユニバーサルデザインに関して、職員をはじめ様々な方への啓発に繋がっています。
協働による効果
企業に求められるバリアフリー対応は、福祉としてではなく、サービスの提供にあたり企業の基本的な責務として位置づけられる時代となっています。ビジネス分野においても新たな基準を示す重要な取り組みです。
協働相手の情報
- 住所
- 大分県別府市汐見町944-2
- 協働相手名
- 株式会社商船三井さんふらわあ(別府支店)
- コメント
- すべてのお客様に安全・快適にご利用いただける旅客船ターミナル建設を目指して、計画段階から、「自立支援センターおおいた」様に参画いただき、ユニバーサルデザイン化されたターミナルを整備することができました。別府観光港から大阪へ、日本初のLNG燃料フェリー、新造船「さんふらわあ くれない」、「さんふらわあ むらさき」へのご乗船をスタッフ一同、心よりお待ちしております。