協働事例

NPOと企業や行政などの協働事例を掲載しています

平時から支え合い、安心して暮らせるまち・ひとづくり

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現状と地域課題

 令和2年7月豪雨により、日田市では256棟にも及ぶ甚大な住家被害を受けました。被災者は地元から離れたみなし仮設住宅や公営住宅への仮住まいを余儀なくされ、孤立や孤独が懸念されます。
 また、日田市は県外からの移住者が5年連続で大分県内第1位となるなど移住が多い一方で、移住者が地域コミュニティーに溶け込めず、孤立することもあります。
 これらの孤立感・孤独感を軽減するためには、人と人との顔の見える交流により、心の繋がりを密にすることが効果的です。平素から互いに支え合うことで、安心して暮らせるまち・ひとづくりを目指し、顔を合わせて交流する場づくりに取組む必要があります。

地域課題解決の取組・成果

 被災地での集いの場を作ろうと、日田市中津江村や天瀬町で開催した交流会では、被災した住民が地元の人たちとの久しぶりの再会を喜びました。支援者にとっては、支援への慰労だけでなく、被災地に関心を持ち続ける場となり、今後の継続した復興への機運が高まります。
 また、移住促進のため開催している移住体験ツアー(1泊2日)では、幼稚園体験や空き家バンク登録物件の内覧、地域行事の体験、移住サポーター「ひた暮らし応援団」との交流、企業合同説明会など、日田の"まち"や"ひと"を知り、移住後の生活のイメージを具体的につかむためのメニューを組んでいます。ツアーへの参加をきっかけに、実際に日田市への移住を決めた方もいます。
 合わせて、移住後の人との結びつきも欠かせません。移住後の孤独感や不安感を和らげるために開催している移住者交流会では、毎回、移住者同士や地域住民との会話が盛り上がっています。互いに顔を合わせて交流することで、地域での支え合いのきっかけとなっています。

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協働による効果

 法人が携わっている全国の被災地での救援・復興支援活動にボランティアとして参加していた日田市のクンチョウ酒造株式会社との縁を広げ、地域住民の交流事業へ協力いただいています。
 天瀬町の住民交流会「あまがせ癒しの夕べ」では、ブースでかっぽ酒を振る舞ってもらい、訪れた方が熱燗に舌鼓を打ちました。移住者交流会では、新酒、甘酒の振る舞いのほか、各移住者グループでのファシリテーターも務めています。今後、ひた暮らし応援団の研修として、酒造体験なども予定しており、ますます移住者に地域の魅力が伝わることが期待されます。
 地域に根付いた企業の方に関わってもらうことで、地域の"まち"や"ひと"の魅力が伝わり、移住に結びつきます。また、顔なじみが増えることで暮らしに安心感が生まれ、定住にもつながっていきます。

協働相手の情報

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住所
大分県日田市豆田町6-31
協働相手名
クンチョウ酒造株式会社 冨安 大二郎 氏
コメント
 NPO法人リエラ様と協働することにより、当社が事業を通して行いたい社会活動を行動化することができました。営利企業やNPO法人などの括りは関係なく、共に地域社会をよりよくする団体として更なるパートナーシップをこれからも築いていきたいです。
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団体情報

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団体名
NPO法人 リエラ
活動場所
大分県
所在地
大分県 日田市 大字小野字笹ケ原884番地1
情報開示レベル
おんぽ活用レベル
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